アニメ推し

アニメ・漫画・ライトノベル・ギャルゲーなどについて感想や考察を書き込みます。

一度は読んだほうがいい漫画5選

今回は数多くの漫画作品の中で、これだけ読んどけばいい面白かったり伝説的な作品を紹介します。

金色のガッシュ!!

あらすじ

魔界の王を決めるため、100名の魔物の子供達が人間とコンビを組み、最後の1組になるまで戦う。ファンタジー系バトル漫画。 天才ゆえに妬まれ、友達のいなかった清麿と、素っ裸で清麿の部屋の窓を割って入ってきたガッシュ。二人が出会い、過酷な戦い、運命の中で共に助け合い、成長してゆく物語。

 

 

今の子供にぜひ読んでほしい作品。まず魔物と人間のパートナーの二人のタッグで協力して他の魔物を倒すというシンプルさ。パートナーは自分の魔物の本を読むこと(呪文を唱える)で自分の魔物が攻撃することができて、そして敵の魔物を倒す方法がその魔物の本を燃やすという設定が他にはなく斬新です。様々な魔物や呪文などがあり、強大な敵がでてきたときの絶望感やライバルキャラとのバトルでのワクワク感、仲間とのチームワークといった仲間の大切さ、仲間との別れなどこの漫画で多くの感情を味わうことができる素晴らしい作品。

 

進撃の巨人

 

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は

高さ50メートルの巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた・・・。

まだ見ぬ壁外の世界を夢見る10歳の少年、エレン・イェーガー。

エレンは、仮初めの平和に満足し外の世界へ出ることを諦めた人々に違和感を覚える。

彼らを「家畜」と呼ぶエレン。エレンを「異物」と感じる人々。

だが、壁をも越える超大型巨人の出現により、エレンの「夢」も人々の「平和」も

突如として崩れ去ってしまう・・・。

 

 

 言わずと知れた作品。ほとんどの人が漫画の名前だけ知っていたり、グロい場面が多かったり巨人が気持ち悪いという印象を持っていると思いますが、そういった人にこそある程度の巻数までしっかり読んでほしいです。恐怖系やパニック系によくある人がたくさん死んでなんとなく完結する漫画でなく、作者の諌山創さんが最後まである程度結末を考えて書いているため意味のある描写がほとんどで飽きることのない作品。むしろ何度も読み返して楽しむこともできる作品。個人的には漫画界でもトップの構成力やストーリーだと思っています。

 

東京喰種

あらすじ

“東京”には、或るひとつの「絶望」が潜む…。群衆に紛れ、人間を狩り、その死肉を喰す怪人、人はそれを「喰種(グール)」と呼ぶ。青年が怪人に邂逅したとき、数奇な運命が廻り始める──!

 

ふとしたことがきっかけで喰種という存在と人との間に位置するようになってしまった主人公の金木が喰種側の世界で生きていくことになってしまうという始まり方。この漫画のおもしろいところは喰種側サイドでもいろいろなタイプの喰種がいて、決して悪のみではないというところです。また、主人公の過去の問題や不幸にも喰種側になってしまった苦悩など主人公の精神面や成長をしっかり描いているところがおすすめ。金木が人とのつながりを感じながら自分の居場所のためや仲間のために戦っていくところが最高に熱くなれます。

 

鋼の錬金術師

あらすじ

錬金術、それは「等価交換」の原則のもと、物質を理解、分解、そして再構築する、この世界で最先端の科学である。

この錬金術において、最大の“禁忌”とされるもの「人体錬成」。

亡き母親を想うがゆえ、禁忌を侵し、全てを失った幼き兄弟。

機械鎧(オートメイル)をまとい、「鋼の錬金術師」の名を背負った兄、

エドワード・エルリック。

巨大な鎧に魂を定着された弟、アルフォンス・エルリック。

二人は失ったものを取り戻すため、「賢者の石」を探す旅に出る。

兄弟は「賢者の石」の真実に近づくにつれ、大きな陰謀の渦中へと突き

進んでいく。

暗躍する人ならざる者たちの存在。

徐々にその本性をむき出しにする軍事国家アメストリス。

虐げられた民の果て無き憎しみと復讐の念。

錬金術がもたらす幾多の悲劇。

点在する悲劇は、やがて線になり、人を、民を、そして国すらをも巻き

込んでいく。

兄弟は絶望と希望の狭間の中、それでも前に進む--。

 

弟の体をもとに戻すという目的からスタートして、ある大きな計画に巻き込まれていくことで物語が大きく動き出す作品です。作中ではシリアスな場面と前向きなキャラ同士の会話などで作中の雰囲気のバランスがよく、また作中での設定、伏線回収、広げられた展開が最後まできれいにまとめられており、最後は最高の盛り上がりで終わります。海外でもアニメの中ではトップの評価をされており、誰が見ても楽しめる作品です。

 

DEATH NOTE

あらすじ

このノートに名前を書かれた人間は死ぬ…。死神 リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATH NOTE」。ここから、二人の選ばれし者「夜神月」と「L」の壮絶な戦いが始まる!! かつてないスリルとサスペンス!!

 

ドラマ化やアニメ化など多くのメディア展開をした作品で、少年ジャンプの漫画の中では異色のダーク主人公の漫画。デスノートという特殊な本を使って自分の望む世界にしようとたくらむ夜神月と世界的な名探偵であるLの二人の頭脳戦が非常にハイレベルで思わず熱中してしまいます。この二人以外も無駄なキャラがいなくどのキャラも魅力的です。全12巻と話自体は短めだが、1巻ごとの内容が非常に濃く読みごたえもあり、間違いなく読んだ後に大満足できる作品。

 

はまる人はとことんはまる漫画!『チェンソーマン』

何度も楽しめる漫画!『チェンソーマン』

 

今回は『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2019年1号から2021年2号まで連載され、さらにアニメ化も決まっている、藤本タツキさんによる漫画『チェンソーマン』について紹介したい。「このマンガがすごい!2021」のオトコ編1位にも選出された有名な作品で、名前くらいは聞いたことがある人が多いと思うのだが、そのような人たちにも魅力を伝えたい。

 

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あらすじ(チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL))

 

「悪魔」が日常に存在する世界で、主人公の少年デンジがあるとき傷だらけだったところを助けた「チェンソーの悪魔」であるポチタと、悪魔を駆除する「デビルハンター」として死んだ父親の借金を返しながら貧しい生活を送っていた。そんなある日、デンジは仕事を斡旋していたヤクザに騙されてしまい、「ゾンビの悪魔」によってポチタと共に殺されてしまう。しかし、「チェンソーの悪魔」であるポチタはデンジの血を飲むことによって復活に成功する。そして、ポチタはデンジの生前語っていた夢を見せてほしい、という契約と引き換えにデンジの心臓となる。復活したデンジは「チェンソーの悪魔」へと変身することで「ゾンビの悪魔」を倒すことに成功する。そして、力尽きそうなデンジの前に現場に駆け付けた公安のデビルハンターであるマキマに導かれながら、対悪魔を目的とした公安対魔特異課の一員である早川アキやパワーとともに悪魔を倒していくことになるのだが…

 

 

 

この作品のメインは爽快なバトルシーンであったり、大きく物語が動いたり予想できない展開の連続だったりと読む人を飽きさせないところである。多くの漫画を読んでいて、王道な展開に飽き飽きしている人にとてもオススメである。また、それでいて熱くなる場面があったり、ここで王道な展開がくると嬉しいなあといった盛り上がる場面ではしっかりと描ききられている作品である。また、この作品はキャラのセリフだけでなくキャラの表情、後ろの背景であったりと様々な手法で読者に情報を伝えようとしているため何度も読むことで新たな発見が見つかったりといろいろな読み方が楽しめるのもポイントである。展開が大きく動きすぎて行き当たりばったりで描いているだけだろうと思う人もいるかもしれないが、ぜひ最後まで読んでみてほしい。至る所に伏線があり、この場面から後々こういう展開を考えていたんだと納得できる場面が多いはずである。

 

伝説の作品 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉 製作決定!!

ソウルジェムが浄化されていきます

 

さあ、物語をつづけましょう。

 

4月25日に魔法少女まどか☆マギカの10周年(https://10th.madoka-magica.com/)を記念して、「魔法少女まどか☆マギカ」Anniversary Stage がオンラインにて開催されました。

 

※見逃し配信は下のリンクからチケットを購入することで2021年5月1日(土)23:59まで視聴することが可能。

stagecrowd.live

 

 

そのステージでなんと

[新編] 叛逆の物語の正統なる続編――である

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉の製作が決定しました。

 

www.youtube.com

 

総監督:新房昭之×脚本:虚淵玄×キャラクター原案:蒼樹うめ×アニメーション制作:シャフト 

という今までの「魔法少女まどか☆マギカ」を創り上げてきた人たちが今回も同様に製作に携わっていただけるということです。

 

「魔法少女まどか☆マギカ」にはまってからアニメを視聴するようになった人も多いと思うし、個人的にも大好きな作品なのでとてもうれしいです。また、劇場で杏子の元気な姿が見れると思うと新作がとても待ち遠しいです。

また、まだ魔法少女まどか☆マギカを視聴していない人は、10周年を記念して発売された         

[前編] 始まりの物語/[後編] 永遠の物語   [新編] 叛逆の物語

の3つの作品が収録された 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection(通常版) [Blu-ray] が発売されたのでこちらがおすすめです。

 

 

ただ残念なことに魔法少女まどか☆マギカのEDソングの「Magia」や劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語のEDソングの「君の銀の庭」といったまどマギを語るうえで欠かせないアーテイストのKalafinaが解散しているということだけは、すごく残念です。

もう一度Kalafinaに主題歌を歌ってほしいというファンも多くいるようです。もしかしたら奇跡の復活があるかもしれないので、みなさんで期待しましょう。

 

個人的オススメアニメ TOP30

今まで多くのアニメを視聴してきた僕の個人的にオススメアニメTOP30を紹介します。重めのシナリオや恋愛系のジャンルが好きで、ギャグ系や日常系はあまり好きではありません。ランキングはそのあたりを反映して自分なりにつけたものです。

 

20位 Re:ゼロから始める異世界生活

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異世界に迷い込んだ普通の高校生菜月昴が出会った銀髪の美しい少女。彼女の力になりたくて、側にいることを望んだスバル。だが、彼女の背負う宿命はスバルの想像を超えるものだった。次々と襲い来る敵。裏切り。理不尽な暴力―そして「死」。

彼女が傷つくのは見たくない。その為ならどんな相手でも、どんな運命であろうとも、全部ねじ伏せる!

「死に戻り」―無力な少年が手にしたのは、死して時間を巻き戻す唯一の能力。

それは誰もが笑顔でいられる世界へと導く可能性―スバルの命と孤独を糧に。

力を使えば過去は失われ、思い出すらも書き換えられる。

忘れられた思い出を一人秘め、ボロボロに傷つき、心をすり減らし、命を賭してそれでもスバルは抗い続ける。

大切な人たちを守るために。

確かにあったはずのかけがえのない時間を、取り戻すために。

出典 http://re-zero.com/story

 

ジャンルは決して主人公最強系ではないダークな異世界転生もの。主人公のスバルが異世界で「死に戻り」という能力によってヒロインのエミリアや周りの人を助けるために無様にもがきながらも前に進んでいく物語。スバルのような性格の主人公は異質で、感情表現が豊かで調子に乗っているところやノリがめんどうくさく、戦闘面でも強くないなど欠点が多い。しかし、そういった欠点や様々な問題に対して、泥臭く無様になりながらも進んでいく様子は心打たれるものがある。ストーリーも怒涛の展開の連続で楽しめる作品である。

19位 僕だけがいない街

僕だけがいない街

漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。 ――再上映(リバイバル)。何か「悪い事」が起こる直前まで時が巻き戻る現象。それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?

そして、悟の未来は――?

出典 https://bokumachi-anime.com/story/prologue.html

 

ジャンルはミステリー系である。ネタバレになるため、多くは語れないが序盤から息をつかせぬ展開の連続であり最後までノンストップな展開が続く。主人公が周りの仲間や母親と協力して、謎や障害を乗り越えていく作品である。また、13話という短い話でうまくまとまっている。原作の漫画や実写版の映画があるがどれも終わり方が少し違うのでそちらのほうもオススメである。

18位 PSYCHO-PASS サイコパス

PSYCHO-PASS サイコパス

人格が数値化できるようになった未来。

刑事課に配属された常守朱に手渡されたのは

「犯罪係数」という数値によって犯罪者を裁く銃―ドミネーターであった。

戸惑いながら現場へ向かう朱。そこで彼女が出会ったのは……

出典 https://psycho-pass.com/archive/story

 

ジャンルはSF系で、設定がしっかり作りこまれている。世界観が魅力的なだけでなく、キャラの個性が際立っている。様々な凶悪事件の真相を刑事課である常守朱をはじめとした課の一員と一緒に追っていく作品。OP,EDや作画も素晴らしい作品。SF好きやダークな世界観が好きな人にはおすすめである。ただし、グロい描写が多々あるので苦手な人はご注意を。

17位 ef - a tale of memories. +  ef - a tale of melodies.

ef - a tale of memories.

広野紘と新藤景は幼馴染の間柄。紘はクリスマスの夜、景のパーティーに呼ばれていたが、ふとしたキッカケで宮村みやこと遭遇し、紘はマイペースなみやこに振り回されるはめに。

紘のクラスメイトで映研部員の堤京介はクリスマスの街を撮影中、雑踏の中に少女の姿を見つけキャメラを向けるが、つい彼女の姿を撮りそびれてしまう。

一方麻生蓮治は駅で新藤千尋と出会う。翌日、そしてその次の日も蓮治は無人駅におもむき千尋と再会するのだが――。

出典  https://www.ef-memo.com/index_top.html

 

ジャンルは重めの恋愛系で、シャフトの中でも代表的な作品の一つ。シャフトらしさ全開な表現で、キャラの心情や本心を映像でうまく描いている。登場人物の良い部分だけでなく、闇の面も丁寧に描かれていてどのキャラにも愛着がわいてくる。主人公が複数人いてそれぞれの物語があり、のちに一つにつながっていく作品。「CLANAD」と同じ年に放送していたため、やや知名度こそ落ちるものの内容は「CLANAD」遜色ない作品。

16位 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

「青春とは嘘であり、悪である」

──こう書いた作文をきっかけに、「奉仕部」に入部させられた

比企谷八幡。

奉仕部では、息を呑むほどの美少女・雪ノ下雪乃、クラスの上位カーストに属するギャル・由比ヶ浜結衣に出会い、ラブコメに展開──するはずが、八幡の残念な性格がそれを許さない!

出典 http://www.tbs.co.jp/anime/oregairu/1st/story

 

ジャンル的には1期はラブコメ、2期、3期はシリアス多めな恋愛青春もの。原作のライトノベルをうまく最後までアニメ化した作品。こじらせているぼっち主人公の比企谷八幡が物語を通して、自分にとっての「本物」を探していく作品。登場人物の心情や背景、思春期特有の悩みを詳細に描いている。全部見終わった後に1期と3期を見比べると登場人物たちの成長がよくわかる作品である。

15位 涼宮ハルヒの憂鬱

涼宮ハルヒの憂鬱

ただの人間には興味ありません!

「この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上!」

入学早々、時を止めるような挨拶をした涼宮ハルヒ。

そんなSF小説じゃあるまいし…と、誰でもそう思う…。

しかしハルヒは心の底から真剣だった。

それに気づいたキョンをとりまく日常は、もうすでに超常になっていた…。

出典 http://www.kyotoanimation.co.jp/haruhi/sakuhin

 

涼宮ハルヒと主人公キョンをはじめとした5人の学校未公式団体「SOS団」が繰り広げるSF風味の学園ものを描いた作品。アニメ好きの人で名前を聞いたことがない人はほとんどいないであろう名作。しかし、意外と見ていない人もいるのではないのだろうか。有名なエンドレスエイトやEDの「ハレ晴レユカイ」、挿入曲の「God knows」といった名曲以外にも、純粋に登場人物のやり取りがおもしろい。特に1話から7話までの原作での1巻分にあたるストーリーは最もワクワクさせられる。

14位  四月は君の嘘

四月は君の嘘

母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年・有馬公生。

モノクロームだった彼の日常は、一人のヴァイオリニストとの出逢いから

色付き始める…。

傍若無人、喧嘩上等、でも個性あふれる演奏家・宮園かをり。

少女に魅せられた公生は自分の足で14歳の今を走り始めるのだった。

出典 https://www.kimiuso.jp/introduction

 

思春期の主人公有馬公生の葛藤や苦悩、過去のトラウマなどといった負の感情であったり、ヒロインとの出会いをきっかけとした心の成長や恋愛面が描かれた作品。全22話で原作の終わりまでをきれいに作られている。話の展開はゆっくりで丁寧に心理描写が変化していく様子が音であったり、背景描写などから読み取れる作品。演奏描写が作中に何度もあるが、その際の作画や色遣いが素晴らしい。

13位 Fate/Zero

Fate/Zero

これは 始まりに至る物語―――

奇跡を叶える『聖杯』の力を追い求め、七人の  魔術師マスターが七人の 英霊サーヴァントを召喚し、最後の一人になるまで戦いを繰り広げる究極の決闘劇……聖杯戦争。

三度みたび、決着を先送りにされたその闘争に、今また4度目の火蓋が切って落とされる。

それぞれに勝利への悲願を託し、冬木と呼ばれる戦場へと馳せ参じる魔術師たち。だがその中でただ独り、己の戦いに意味を見出せない男がいた。

彼の名は――言峰綺礼。

運命の導きを解せぬまま、綺礼は迷い、問い続ける。なぜ令呪がこの自分に授けられたのか、と。だが戦いの運命は、やがて綺礼を一人の宿敵と巡り合わせることになる。

それが――衛宮切嗣。

誰よりも苛烈に、誰よりも容赦なく、奇跡の聖杯を求め欲する男だった。

大人気ゲーム『Fate/stay night』では断片的に語られるのみだった、10年前に起こった「第四次聖杯戦争」の真実。

士郎の養父が、凛の父が、そして若き日の言峰綺礼が繰り広げた戦いの真相が、いま明らかになる!

出典 https://www.fate-zero.jp/introduction/index.html

 

Fate/stay nightより前の聖杯戦争が描かれている作品。個人的にはfateシリーズで1番聖杯戦争をしている物語。制作会社は鬼滅の刃の制作を手掛けたUfortableであり、戦闘シーンの作画がよいのは言わずもがなである。また、数あるアニメの中でもトップレベルにシナリオが重たく、ダークなアニメである。主人公の衛宮切嗣はアニメ全話を通して揺るぎない信念を持っており、そこがとてもカッコイイので注目してみてほしい。

12位 寄生獣 セイの格率

寄生獣 セイの格率

平凡な高校生である泉新一は、ある日突然飛来してきた「パラサイト」の襲撃を受ける。

間一髪で脳への寄生は免れるが、パラサイトは新一の右腕に寄生、同化してしまう。

右手にちなんで「ミギー」と自ら名乗るパラサイトと人間の奇妙な共生生活が始まることに―。

周囲に真実を話すことができず悩んでいた新一だが、やがて新一とミギーは友情に近いものを感じるようになっていく。

しかし、新一とミギーの前には他のパラサイトが現れ始め、次々に人を殺し、また人がパラサイトを殺す事態に発展。新一の同級生・里美にも危険が迫る。

その中で、高校教師として目の前に現れた田宮良子らパラサイトたちにもそれぞれの価値観が生まれ始める。

「われわれはなぜ生まれてきたのか?」

地球を壊し続ける人間たちを淘汰するために生まれてきたというパラサイトたち。そのパラサイトを殺し、生き延びようとする人間たち。

「果たして生き残るべきはどちらなのか?」

それでも、地球を、そして愛する人を守らなければいけない。

ゆらぐ価値観の中で、新一とミギーはパラサイトとの戦いに身を投じていく。

出典 https://www.vap.co.jp/kiseiju/intro/index.html

 

原作は漫画でとても古いものであるが、作品を通したテーマやストーリーの深さは現在でもトップレベルであり色あせない作品。魅力的なキャラが多く、敵対するキャラにも愛着がもてる。「東京喰種」と似ているところもあるが、物語の終盤の展開はこちらの作品のほうが個人的に好みである。多少グロい場面もあるので、そういったものが苦手な人はご注意を。

11位 とらドラ!

とらドラ!

生まれつきの鋭い目つきが災いして、まわりには不良だと勘違いされている不憫な高校2年生・高須竜児は、高校2年に進級した春、新しいクラスで1人の少女に出会う。彼女は、超ミニマムサイズな身長の美少女でありながら、ワガママで短気・暴れ始めたら誰にも手が付けられない通称‟手乗りタイガー”と呼ばれる逢坂大河であった。

そして放課後、竜児は誰もいない教室に1人残っていた‟手乗りタイガー”のある一面を知ってしまう...。

竜虎相打つ恋の共同戦線、超弩級のハイテンション学園ラブコメディーここに始まる!

出典 https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/toradora

 

原作のライトノベルを最後まで描いた作品で、ジャンルは序盤はラブコメ、中盤後半は重い恋愛系。 主人公の高須竜児と逢坂大河がお互いの友達を気になっているという展開から始まる。高校時代の甘酸っぱい空気感だけでなく、ドロドロな恋愛関係など主人公周りでの複雑な人間関係を丁寧に描いている作品。後半は名シーンが非常に多く引き込まれること間違いなし。

 

TOP10~1は下から

www.animeoshi.com

個人的オススメアニメ TOP30

今まで多くのアニメを視聴してきた僕の個人的にオススメアニメTOP30を紹介します。重めのシナリオや恋愛系のジャンルが好きで、ギャグ系や日常系はあまり好きではありません。ランキングはそのあたりを反映して自分なりにつけたものです。

 

30位 モブサイコ100

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何かが「100」になったとき、爆発する少年・モブ。外見はいたって普通―というよりむしろ地味。場の空気を読むのが苦手な彼は、じつは強力な超能力の持ち主だった。そんな彼の能力に目をつけ、次々と現れるニセ霊能力者に宗教団体、不良番長、謎の秘密組織……。

フツーの青春を願うモブに、平穏な日は訪れるのか?

出典 http://mobpsycho100.com/1st/#INTRODUCTION

 

主人公はモブという超能力を持っているが内気な少年が、師匠である無能力者の霊幻をはじめとした多くの人々との出会いや物語を通して成長していく物語。各キャラのクセが強く、特に霊幻師匠は作中最も良いキャラ。バトル回やギャグ回、感動回と様々ないろいろなジャンル回があって、見終わった後は自然とあったかいキャラデザのクセが強いが戦闘シーンの作画はアニメ作品の中でもトップレベル。

 

29位 響け! ユーフォニアム

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高校1年生の春。中学時代に吹奏楽部だった黄前久美子は、クラスメイトの加藤葉月、川島緑輝とともに吹奏楽部の見学に行く。そこで久美子は、かつての同級生・高坂麗奈の姿を見かける。葉月と緑輝は吹奏楽部への入部を決めたようだったが、まだ踏み切れない久美子。思い出すのは、中学の吹奏楽コンクールでの麗奈との出来事だった。吹奏楽部での活動を通して見つけていく、かけがえのないものたち。これは、本気でぶつかる少女たちの、青春の物語。

出典 http://tv.anime-eupho.com/story/introduction/

  

流石の京都アニメーションといった演奏シーンのクオリティの高さで忠実に演奏シーンが描かれている。物語としては思春期である高校生のリアルな部活の雰囲気が描かれている。さらに、部内の問題や確執をみんなで解決していくという王道的な展開はおもしろく、スポコンアニメなど熱い展開が好きな人や中高生の時に部活などに打ち込んでいた人たちには刺さる作品。

 

 

28位 かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~

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家柄も人柄もよし!!

将来を期待された秀才が集う秀知院学園!!

その生徒会で出会った、副会長・四宮かぐやと

生徒会長・白銀御行はお互いに惹かれているはずだが…

何もないまま半年が経過!!

プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、

“如何に相手に告白させるか“

ばかりを考えるようになってしまった!?

恋愛は成就するまでが楽しい!!

新感覚“頭脳戦”ラブコメ、開戦!!
出典 https://kaguya.love/1st/index.html#introduction

 

ジャンルは恋愛ラブコメで3期も決まっている今人気の作品。序盤は天才たちがしょうもない理由で相手をひっかけて相手に告白させようとする様子を楽しむ作品。中盤からは天才のポンコツ具合を楽しむ作品。キャラたちの掛け合いのテンポよくおもしろい場面が何度もあり、登場人物たちに本当の意味で性格の悪いキャラがあまりいないため見終わった後は明るい気持ちになれる作品。

 

27位 凪のあすから

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その昔、人間は皆、海に住んでいた。

でも、陸に憧れた人たちは海を捨てた。

海で暮らせるように海神様がくれた、

特別な羽衣を脱ぎ捨てて……。

海で暮らす人、陸で暮らす人、

住む場所が分かれ、考え方は相容れずとも、

元は同じ人間同士、わずかながらも交流は続き時は流れた。

海底にある海村で暮らす先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要と

地上に暮らす木原紡。

海と陸。

中学二年生という同じ年代を過ごしながら

今まで出会うことのなかった彼らが出会った時、

潮の満ち引きのように彼らの心も揺れ動く。

ちょっと不思議な世界で繰り広げられる

少年少女たちの青の御伽話(ファンタジー)

出典 http://nagiasu.jp/story/index.html#story-00

 

ジャンルはガチガチの恋愛で、序盤のほうは主人公周りの関係や環境を丁寧に描いていてゆっくりと物語が動いていき、中盤以降物語が大きく動き出す作品。恋愛アニメでドロドロしたジャンルが好きな人はおすすめである。また、作画もきれいな作品で、水中をはじめとした映像の美しさが目に付くのと同時に細かい動作も丁寧に描かれている。後半のEDは「君の名は。」の元ネタになっていると言われている。

 

26位 true tears

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幼い頃のトラウマによって涙を流すことが出来なくなった少女“乃絵” 。高校生になった今も変わってはいなかった…。ある時、高校で飼っていたニワトリが誰かに殺されてしまう。その時に知り合った主人公・眞一郎と心を通わせる中で、過去のトラウマから解放され、少女は変わっていけるのか…。

出典 http://www.truetears.jp/index.html

 

ジャンルは恋愛アニメで複雑な恋愛関係を描きながら、主人公やヒロインたちが悩みながら少しずつ精神的に進んでいく物語。少し昔のアニメであり、キャラクターデザインが古いが、周りの風景などの色彩も素晴らしく季節感が感じられるほどである。また、最後までどのヒロインと結ばれるのかがわからないため、見ていてドキドキする作品である。

 

25位 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

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感情を持たない一人の少女がいた。

彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。

戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。

戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。

――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙

――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙

――飾らないありのままの恋心をつづった手紙

――去りゆく者から残される者への最期の手紙

手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。

これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。

出典 http://www.truetears.jp/index.html

 

何よりも先に目を引くのは美しいアニメ映像。作画が素晴らしい京都アニメーションの中でもトップレベルの美しさの作品。さらに、基本的に1話完結の作品なのだが、1話ごとのストーリーが素晴らしく感動する回しかない作品。さらに全体の話を通して主人公のヴァイオレットが「愛してる」の意味を探しながら、人の温かさに触れていき成長する姿も注目。

 

 

24位 Angel Beats!

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舞台は死後の世界。運命に立ち向かう少年少女たちの物語。なんらかの理由で最後を遂げた少年・音無は、死後の世界の学校で、ゆりと名乗る少女と出会う。彼女は神に反逆する「死んだ世界戦線」のリーダーで、天使と日夜激戦を繰り広げていた。そして、立ちはだかるは神の使い・天使。それは、可憐なひとりの少女だった。生前の記憶が無く、この死後の世界で何が起きているのかも分からず戸惑う音無。彼は、ゆりたちと共に戦う道を選ぶことにしたのだが…。

出典 http://www.angelbeats.jp/

 

Key作品の一つで、ギャグパートや感動、戦闘、シリアス、野球回など様々なジャンルのフルコースの作品である。全13話でありテンポよく物語が進んでいき、少し駆け足気味のところもあるがきれいにまとめきった作品。ギャグパートはすごく面白く、感動する場面では挿入歌と相まって泣いてしまう。EDやOP、作中の挿入歌など神曲の多いところも人気の要因の一つ。

23位 ちはやふる

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姉が日本一のモデルになることが夢である小学6年生の綾瀬千早は、転校生・綿谷新に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は、競技かるたで名人になること。普段は大人しい新が真剣に札を払うその姿に衝撃を受けた千早は、幼なじみの真島太一も巻き込んでかるたの魅力に引きこまれていく。聴力に優れた千早の才能に、そしてかるたを一緒にできる友達ができたことに新は喜ぶが、卒業後はみな別の道を歩むのだった。それから4年後。高校生になった千早は、福井に戻った新がかるたから離れてしまったことを知るが、それでも、かるたを続けていれば再会できると信じ、太一と2人、瑞沢高校かるた部を設立する。

出典 https://www.ntv.co.jp/chihayafuru1/story/arasuji.html

 

原作は少女漫画であり百人一首というカルタのような競技を描いているが、スポーツ漫画並みの熱量のアニメ。主人公をはじめとして、周りの登場人物が百人一首に対してひたむきな情熱を注いでるシーンをみるとワクワクさせられる作品で、何かに情熱をささげたり、熱中したことがある人ははまる作品である。実写映画もすごく面白いのでおすすめ。

 

22位 BLACK LAGOON

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日本の商社・旭日重工の社員である岡島縁郎は、会社の機密ディスクを輸送中、南シナ海で違法な運び屋・ラグーン商会に誘拐されてしまう。自分が会社から見捨てられたことを知った岡島は、ラグーン商会のメンバーに協力することに。かくして、ラグーン商会の見習い水夫となった岡島ことロックは、仕事をこなす度、確実に悪党として覚醒していくのだった―― 悪徳の街・ロアナプラを舞台に、悪党どもが繰り広げる、スタイリッシュ&ハードボイルド・ガンアクション!

出典 https://sundaygx.com/work/1115/

 

話の多くが銃撃戦やキャラたちの会話であり、作中のセリフの言い回しやガンアクションなどとにかくカッコイイという言葉が合うアニメ。出てくるキャラはみんな個性的であり、日本とは違った決して治安が良いとはいえない海外での生活を描いている。個人的にかわいい系ヒロインよりも作中のレヴィのようながさつで大雑把な性格のほうが好き。

 

 

21位 やがて君になる

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人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、

中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。

そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。

燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる

──「私、君のこと好きになりそう」

出典 http://yagakimi.com/story/

 

ジャンル的には百合アニメであるが、そこらの恋愛アニメよりよっぽど恋愛を描いている作品。キャラの心情の移り変わりや描写が丁寧に描かれていて、キャラの距離感などが絶妙である。主要キャラそれぞれから視たキャラの性格が違ったりと詳しく描かれていることにより、物語がより深くなっている。

 

TOP20~11位は下から

www.animeoshi.com

WHITE ALBUM2 各ルートについて

注 ネタバレあり まだ最後までプレイしていない人は見ないように!

 

自分はWHITE ALBUM2の登場人物では冬馬かずさが一番好きということもあり、どうしても雪菜よりもかずさ寄りでゲームをしていた。そのため、どうしてもcodaでは雪菜を選ぶということができず、coda唯一雪菜ルートのみクリアできていない。しかし、それ以外のルートはどのルートも2周以上はプレイした。

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そんな冬馬かずさびいきのclosing chapter(以降cc)、codaを含めたお気に入りルートは

 

浮気ルート(coda)≧かずさtrueルート(coda)>小春ルート(cc)>千晶trueルート(cc)≧麻里さんルート(cc)

 

ホワイトアルバム2の中では唯一の癒し枠の麻里さんルートは他のヒロインルートに比べて、あまりドロドロはなかった。また、麻里さんは脚本の丸戸さんの理想の女の要素を盛り込んでいるキャラということもあって、ひたすら麻里さんがかわいいルートだった。キャラのかわいさでは小春や千晶を超えていたが、雪菜たちとの直接的な絡みが少なかったためそこも一度見てみたいと思った。

 

千晶ルートは2種類のエンディングを見ることで千晶の真意を理解することができる特殊なルート。千晶は好き嫌いがはっきり分かれるキャラだと思うが、千晶の春希に近づいた目的、春希と深くかかわっていくうちに春希を本気で好きになっていく様子、演者である自分と女の自分との間で揺れている様子を見ると嫌いにはなれなかった。麻里さんルートよりも春希の過去とのかかわりであったり、千晶と雪菜との絡みもあるなどホワイトアルバム2という作品においては重要なルートだと思った。

 

小春ルートは見ていてつらい場面が多く、終盤の小春が痛々しかった。小春は真面目な委員長タイプで、性格が春希に似ていることからも作中で小春希と言われている場面もある。しかし、このルートでは小春にとって春希が頼れる存在であることから、小春と春希の高校生と大学生という年齢であったり精神的な差がよく表れていた。また、大学生と高校生の恋愛であるため周りからよくない目で見られている点もリアリティがあってよかった。途中はハッピーエンドになるとは思わなかったが、結末はうまくまとまっておりcc初エンドの自分にとっては胸にくるものがあった。

 

Codaに続く

 

 

 

WHITE ALBUM2をプレイした感想   

 

WHITE ALBUM2の感想

注 ネタバレあり まだ最後までプレイしていない人は気を付けてください

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            出典 https://whitealbum2.jp

 

 

自分はWHITE ALBUM2の登場人物では冬馬かずさが一番好きということもあり、どうしても雪菜よりもかずさ寄りでゲームをしていました。そのため、どうしてもcodaでは雪菜を選ぶということができず、唯一雪菜ルートのみクリアできていません。しかし、それ以外のルートはどのルートも2周以上はプレイしました。

名作という評判のギャルゲーはいくつかプレイしてきましたが、WHITE ALBUM2 はCCのサブヒロインと呼ばれている3つのルートですら凄まじいシナリオや破壊力で心をうつ作品でした。

 

自分が実際にゲームでの主人公と同じ状況にいるわけでないのに、ストレスや苦渋の選択の連続で体調が悪くなるほどのめりこませる文章力は特筆すべきものでした。

また挿入歌であったり場面ごとのBGMは素晴らしく、音楽面でも魅力的でありWHITE ALBUM2の世界観とマッチしている。closing chapter、codaの順で感想を述べていきます。

 

closing chapter(以降cc)ではかずさの出番がなかったが新ヒロイン3人が登場したり、主人公が大学生となったためicよりも主人公周りの世界が広がっています。また、ギャルゲーや恋愛シュミレーションゲームは高校生での学園ものが多いため、展開も新鮮で面白かったです。

雪菜以外の3ルートでは春希が雪菜を振って別の女性を選ぶという選択肢を取るが、これに関してはicをやればやるほど、雪菜が報われなさ過ぎて雪菜を振るシーンはつらいものがありました。また、ルートごとに春希と別れる際の雪菜の態度が変わっているのも余計に胸に来るものがありました。

CCの攻略順を和泉、小春、麻里とすることで雪菜に別れを告げる際の態度も変化していくところ点も見どころであり、またつらいものでありました。WHITE ALBUM2の中では癒し枠である麻里ルートですら、並みの三角関係ものよりダメージがあるというもの凄い作品です。

 

codaに関しては、やっとの思いで結ばれた雪菜とかずさのどちらかを選ばなければいけないため、さらに苦しかったです。かずさ好きの自分でもCCをずっとプレイしてきて、雪菜もいいなあと思い始めたところでの選択だったためより苦しい選択となりました。

 

全体的なルートで言えることですが、他のギャルゲーや恋愛シュミレーションゲームと違って各ヒロインとの付き合うまでの過程を丁寧に描いているだけでなく、付き合った後の話がさらにメインとなっていることが良かった点です。また、振られた側の女の子(雪菜)の描写も描かれていたため、より罪悪感も増して心が痛くなりました。しかし、プレイしていてつらいのになぜか続きが気になるという不思議な感覚でした。個人的にはこのゲームはどMな人向けであり、ゆっくり丁寧に物語が動いていくため、こういったことが嫌いでない人は楽しめると思います。