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WHITE ALBUM2をプレイした感想   

 

WHITE ALBUM2の感想

注 ネタバレあり まだ最後までプレイしていない人は気を付けてください

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            出典 https://whitealbum2.jp

 

 

自分はWHITE ALBUM2の登場人物では冬馬かずさが一番好きということもあり、どうしても雪菜よりもかずさ寄りでゲームをしていました。そのため、どうしてもcodaでは雪菜を選ぶということができず、唯一雪菜ルートのみクリアできていません。しかし、それ以外のルートはどのルートも2周以上はプレイしました。

名作という評判のギャルゲーはいくつかプレイしてきましたが、WHITE ALBUM2 はCCのサブヒロインと呼ばれている3つのルートですら凄まじいシナリオや破壊力で心をうつ作品でした。

 

自分が実際にゲームでの主人公と同じ状況にいるわけでないのに、ストレスや苦渋の選択の連続で体調が悪くなるほどのめりこませる文章力は特筆すべきものでした。

また挿入歌であったり場面ごとのBGMは素晴らしく、音楽面でも魅力的でありWHITE ALBUM2の世界観とマッチしている。closing chapter、codaの順で感想を述べていきます。

 

closing chapter(以降cc)ではかずさの出番がなかったが新ヒロイン3人が登場したり、主人公が大学生となったためicよりも主人公周りの世界が広がっています。また、ギャルゲーや恋愛シュミレーションゲームは高校生での学園ものが多いため、展開も新鮮で面白かったです。

雪菜以外の3ルートでは春希が雪菜を振って別の女性を選ぶという選択肢を取るが、これに関してはicをやればやるほど、雪菜が報われなさ過ぎて雪菜を振るシーンはつらいものがありました。また、ルートごとに春希と別れる際の雪菜の態度が変わっているのも余計に胸に来るものがありました。

CCの攻略順を和泉、小春、麻里とすることで雪菜に別れを告げる際の態度も変化していくところ点も見どころであり、またつらいものでありました。WHITE ALBUM2の中では癒し枠である麻里ルートですら、並みの三角関係ものよりダメージがあるというもの凄い作品です。

 

codaに関しては、やっとの思いで結ばれた雪菜とかずさのどちらかを選ばなければいけないため、さらに苦しかったです。かずさ好きの自分でもCCをずっとプレイしてきて、雪菜もいいなあと思い始めたところでの選択だったためより苦しい選択となりました。

 

全体的なルートで言えることですが、他のギャルゲーや恋愛シュミレーションゲームと違って各ヒロインとの付き合うまでの過程を丁寧に描いているだけでなく、付き合った後の話がさらにメインとなっていることが良かった点です。また、振られた側の女の子(雪菜)の描写も描かれていたため、より罪悪感も増して心が痛くなりました。しかし、プレイしていてつらいのになぜか続きが気になるという不思議な感覚でした。個人的にはこのゲームはどMな人向けであり、ゆっくり丁寧に物語が動いていくため、こういったことが嫌いでない人は楽しめると思います。